コラム
漢方薬剤師 masayo「カラダも一日にして成らず」

漢方薬剤師 石井雅代

Vol.9 季節に合わせた養生

 5月21日の雨の日を境に、夏到来を感じさせる天気へと変わりましたね。私は夏が苦手です。体力を奪われ、気分も憂鬱。

 「夏だ!ビールだ!焼肉だ!」と言ってみたいものです。 

 皆さんにも春夏秋冬、好きな季節・嫌いな季節があるのではないでしょうか?

 オリーブ健康館へは、毎年5月になると「今年も来ました笑。暑いよ~」と言いながら会いに来てくれるОLさんや「暑い日の農作業前にはこれがないと!」と言って来店されるおじいちゃん方がいます。でもその方々は苦手な季節に合わせた養生や漢方で上手に乗りきっておられ、私もいつも勉強になっています。

 そこで、今年の夏は少しでも季節に合わせた養生を取り入れてもらえたらと思い、6月に「薬膳スムージー」の講座を計画してみました。スムージーは作るのがちょっと大変…という方も、舌診による体質・体調チェックの仕方や食材の選び方を学べますので、興味のある方のご参加をお待ちしております! 

 そもそも薬膳は、特別なものではありません。季節の食材を使って作る食事は立派な薬膳です。とはいえ、効果を出すためのコツもあります。

①自分の体質・体調を知る

②食材の性質を知る(五性)

③食材の味と作用を考える(五味)

これに季節のアレンジを加えられれば、より効果的な薬膳料理の出来上がりです。

 では、薬膳料理を作るまでの3ステップをやってみましょう。

①今回お便りに同封した体質チェック表を記入してみてください。(このコラムは2019年秋のDMに掲載されたものです)

 複数の項目で点数が付いた方は、点数の高い順からあなたの体質となります。ここでは、血虚タイプとします。

 血虚…血が不足し心身が潤い不足をおこしているタイプの方へは、

②(五性)温・平

③(五味)甘・酸・鹹

 に分類される食材がおススメです。

野菜:かぼちゃ・きくらげ・にんじん・れんこん・しろきくらげ

果物:ぶどう・プルーン

穀物:あずき・黒豆・黒米

魚介類:あさり・イカ・牡蠣・たこ・ほたて・マグロ

肉類:牛肉・鶏レバー・カモ肉・卵

ナッツ類:黒ゴマ・くるみ・なつめ

などが上げられます。

 今の季節ですと、これらの食材の中で旬のものと、冬瓜・茄子・苦瓜・はとむぎなどの熱を冷まし水分代謝を高める食材を温めて調理してあげる事で、血虚のあなたへ合った薬膳料理になります。

 日々の食事にすこし違った見方を加えることで起こるかもしれない身体の変化を楽しんでもらえると嬉しいです。

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Vol.11 スマホによる健康被害
Vol.10 ラグビーと膀胱
Vol.9 季節に合わせた養生
Vol.8 自律神経・ストレス
Vol.7 体温が1度下がると…
Vol.6 健康づくり
Vol.5 皮膚のお悩み
Vol.4 土用
Vol.3 「運動」の重要性
Vol.2 切迫早産・子宮筋腫
Vol.1 自己紹介