コラム
漢方薬剤師 masayo「カラダも一日にして成らず」

Vol.12 「気」のコントロール

 私の家には本がたくさんあります。でも、昔からあったわけではありません。長男の読書・漫画好きが影響して、ここ2年で写真2枚分の本棚が増えてしまいました(泣)。図書館で借りられるものは、借りて来ているのに、この有様。来年にはどんな様になっていることやら…。

 そんな中、私が最近気になって買ってしまった本がコレです(私が増やしてどうする!)。ネットでも取り上げられていたので、知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 「フランス発・子どもに気づきをもたらす画期的な絵本」と紹介されたこの本が教えてくれるのは、感情をコントロールするための「呼吸セラピー」です。

 誰しもが持つ「悲しい」「怒る」「怖い」というネガティブな感情を、3種類の呼吸法でコントロールするという内容。3歳から絵本を通して身に付けていくそうです。

 私がこの本を読み聞かせていて気になったのが「気づき」や「気分」など【気】という字でした。

 東洋医学では身体を構成している要素を「気・血・水」に分けて考えます。この「気」は目に見えないため、つかみどころがなく、お客様へ「あなたは気が足りないタイプで・・・」と説明している時も、皆さんの顔がイマイチぴんと来ていないなぁと感じていました。

 でも確かに気は、私たち人間が昔から感じていて、沢山の言葉になって残っています。

  強気・弱気・浮気・根気・殺気・平気
 
 気が合う・気が多い・気が重い・気がない
  気が詰まる・気が晴れる・気に障る・気を失う・・・

 気というものを、感情やエネルギーのようなものとして考え、表現しているように思います。

 現代人で気のことを気にかけて生活している人はほとんどいなくなってしまったと思います。しかし、血や水が不足したり、滞るとおこる貧血や浮腫みのように、気が起こす体調不良もあると思いませんか?

 気が向いたときに「気」のことも気にしてみてください(笑)少しだけ病気が軽くなるかもしれませんよ。