コラム
漢方薬剤師 masayo「カラダも一日にして成らず」

Vol.13 自分と向き合う

 去年、中国に研修に行った際、出雲より参加されていた薬局の先生とFaceBookでお友達になりました。コロナ自粛中は、そのご縁でつながった内科医の先生が、毎日投稿するライブ配信をちょこちょこと見るのが楽しみでした。

 この内科医の先生は訪問診療医でいらっしゃり、沢山の患者さんを看取っています。そして、その経験を活かして「いっぺん死んでみるワークショップ」というのを全国で開催されています。内容は、スピリチュアルな要素はゼロだそうで、死を前にして自分の今を見つめる勉強をするそうです。

 普段相談を受けていると、あなた自身はどうしたいの?そんな話の流れになっていくことがあります。漢方相談と言っても、薬の話より、近況報告だったり、愚痴だったり、抱えている気持ちだったりを聞くことも多いので、どうしてもその人の素直なところを聞かざる得ないのです。そしてそんな日は、一人風呂の中で、そういう私はどうなのよ?と、自問自答することも少なくありません。

 でも「向き合う=厳しくなれ」という訳ではないと思っています。大体は●●すべきだ。とか、あの人は○○だから。とか、そういう思い込みの中にがんじがらめになっていて、自分はどうしたいのかが分からなくなっていることが多いと感じます。もしそれで、自分が苦しい思いをしているとしたら、早く気づいて、向き合って、ほどいてあげる事でもっと楽に生きられるのではないかな~と。

 もしワークショップに参加できたら、またこちらでもご報告します!何か変わるかもしれないし、何も変わらないかもしれないけど、誰かの手を借りて、もう少し深く自分を見つめる機会を作ってみたいです。